分類：インコ科・サザナミインコ属
学名：Bolborhynchus lineola
生息地：南米やパナマ、コロンビア、ベネズエラ、エクアドルなどの涼しい山岳地帯
適温：１０～２５℃ 普通のインコとは逆で比較的寒さに強くて日本の暑さに弱いです。脇を広げて放熱していたり、３０℃を越えるときは、風通しを良くしたり冷房をいれます。
大きさ：１５cm
適正体重：４０～６０g
寿命：１０〜１２年
販売価格：１５０００〜３００００円
＊数値はおおよその参考値です

さざ波のような模様が特徴的な小型のインコです。インコには比較的少ない前傾姿勢の立姿勢で、品種改良にいろいろなバリエーションのカラーがいます。
サザナミインコはおとなしくて噛んだりすることは少ないです。動きもゆっくりしています。
インコ全体的に言えることですが、小型のこのインコはより臆病な性格をしています。野生では、20羽程度の群れを作り生活していますが、繁殖期になるとその群れが100羽ほどの数になります。それだけ群れの力で周りを警戒していますし、仲間と同じ行動をしようという意識があります。ケージを設置する場所も、外敵がいるのではないかと不安にならないような置き方だとより安心して過ごせるでしょう。

サザナミインコもヒナから飼うととても慣れやすいです。放鳥時は人の後をついてくることもあります。また、大型ではよくあるのですが、小型のこのインコも歩く方が好きであり、楽だと考えています。ですので放鳥時は目を離さず、踏んだりしないように気を付けましょう。
おしゃべりをすることも大好きで単語も覚えますが、人の言葉としての発音は、もごもごしていてあまり得意ではありません。どちらかというと口笛で歌うことや音をまねることの方が得意なようです。
水浴びを好むので年中を通してたまにやってあげましょう。風呂桶のようなものに水を張ってバシャバシャ浴びるのが好きな子もいます。霧吹きの方が好きな子もいます。ただ、その後の室温には注意しましょう。体が冷えた状態が続くのはよくありません。また、寒いからと言ってお湯で行うのもやってはいけません。お湯は体についた脂粉をいう脂分までおとしてしまうので利用してはいけません。
鳴き声は体の大きさ同様に小さい方です。マンションやアパートでも問題ないでしょう。
サザナミインコは他のインコに比べて飲水量が多いので、便も水っぽいです。正常な時の便の様子を覚えておいたり写真を保存しておくと少し気になったときに確認できるので便利です。

野生下では種子や昆虫などを主食としています。
飼育下ではペレットを中心に、小松菜・チンゲン菜・ブロッコリー・ニンジンなどの野菜や、リンゴなどの果物を少量あげましょう。粟の穂、ひまわり・松の実などをご褒美の時にあげると喜びます。

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