健康チェックについて
インコやオウムは野生では外敵に狙われないよう、病気を隠す習性があるため、異変に気が付かない場合があります。ここではちょっとした異変を少しでも早く気づくための日々の健康チェック方法について記載します。愛鳥の不調をいち早く気づいてあげることが、病気や病気の深刻化を防ぐためにも大切です。その方法として、最も見やすい指標が、「体重」と「便」と「食事(食欲)」です。これらを常日頃から見る習慣をつけて、ちょっとした変化にもすぐに気づけるようになると、もう立派な家族です。
様子を見ていつもと大きく違ってきた場合は病院へ行って診察を受けましょう。この時もこれまでの健康チェックの経過をお伝えすれば先生の診察の大きな参考になります。
様子を見ていつもと大きく違ってきた場合は病院へ行って診察を受けましょう。この時もこれまでの健康チェックの経過をお伝えすれば先生の診察の大きな参考になります。
体重測定
体重が減っていると、病気の可能性が隠れていたり、逆に増えていると今後病気にかかるリスクが増えてきます。普段から適正体重か大きく外れないように定期的に計ってあげると良いです。また、換羽期や発情期はエネルギーを普段より使うので体重が減りやすい場合があります。時期や生活習慣によって変化があるので、体重測定をもとに食事の量やおやつの量をコントロールしたり、放鳥での運動量が少ないなどの参考にしましょう。
方法としては、キッチン用の計りを用います。
ご褒美のおやつを用意して体重計に乗ってもらいます。これだけですぐ計りに乗ってくれるのであれば直接乗ってもらってもよいです。ただなかなか上手く乗ってくれない場合があるので、そのために、キッチンスケールの上にパーチ(止まり木)や小さいケージをのせて計ると良いでしょう。ご褒美もあれば積極的に乗ってくれます。
最初に足場(パーチやミニケージ)をキッチンスケールに乗せて0g設定にしてから愛鳥に乗ってもらってもらうと便利です。
より便利なのは、キッチンスケールに足場を強力な両面テープなどで固定して専用の体重計を作るのも良いでしょう。(ただ、エサも計らないといけないので、もう一つキッチンスケールを用意する必要があります。)
手乗りではない場合は、小さいケージに入れたまま測定すると良いでしょう。
便の確認
準備中
食欲と飲み水の確認
体重管理や、便の確認と合わせて、エサや飲み水の残りを確認します。エサは、エサ入れの残りと、食べ散らかして落下したエサの量を目測で把握します。
食事は食べているのに体重が減っていたり、食欲がなくて体重が減っていたり、沢山水を飲んでいて便が多尿になっていたりと、原因をつかむための参考にもなります。
エサの落下が激しい場合は、ワンサイズ小さいペレットにすると噛んだ時に飛び散りにくくなるのでおすすめです。
食事は食べているのに体重が減っていたり、食欲がなくて体重が減っていたり、沢山水を飲んでいて便が多尿になっていたりと、原因をつかむための参考にもなります。
エサの落下が激しい場合は、ワンサイズ小さいペレットにすると噛んだ時に飛び散りにくくなるのでおすすめです。
日々のその他の確認
~日々のお世話の確認~でも記載のとおり、毎日の床の紙(新聞紙など)の交換の際に、便のチェックとともに他の異常を確認しましょう。落ちている羽が自然に抜けているものなのか自ら噛みちぎった毛引きによるものなのか。嘔吐物はないか。まとまって足元に落ちているのは発情による嘔吐物で、これからうまく発情をコントロールしていくための目安になります。嘔吐物が四方八方に飛び散っている場合は体調不良によるもので、頭を振りながら嘔吐するため飛び散ります。細かく飛び散るので見落とさないように気を付けるのと、壁にも付着する場合もあるのでしただけでなく側面も見てあげましょう。
その他、鼻水やくしゃみが出ていたり、寒そうに毛を逆立てて膨らんで丸まっていたり、暑そうに脇を広げていたりといろいろ仕草もあるので、普段との違いにできるだけ早く気づいてあげたいものですね。
その他、鼻水やくしゃみが出ていたり、寒そうに毛を逆立てて膨らんで丸まっていたり、暑そうに脇を広げていたりといろいろ仕草もあるので、普段との違いにできるだけ早く気づいてあげたいものですね。